連載 あけみくんの宝箱

1~10 (連載中)

いきなり指名され、1カ月間で「内部監査」を立ち上げるよう命じられた4人の部員。外部の指導に頼らず、自分たちだけでやりとげることが条件だ。リストラ予備軍として放置されたのか、期待されての抜擢なのか。不安をかかえたまま、内部監査をめぐる旅に出る。すると監査より手前で、会社にはある問題が横たわっていることを知る…

新緑

あけみくんの宝箱01-乗り込んだ船
発足した監査部で顔合わせした4人。内部監査を始めるよう命じられたが、部員にはその知識がない。部長の基本説明も頼りなげだが…

あけみくんの宝箱02-悪い部長といい部長
「内部監査は会社がうまくまわっているかを確認する仕事。」部長の越谷は一夜漬けの知識で(?)部員に説明を始める。

あけみくんの宝箱03-改善型監査
短期的な業績にこだわった結果、会社がダメージを受ける。そんな「悪い部長」を出さないようにするには。

あけみくんの宝箱04-本の上を駆け抜けて
与えられた1カ月は長いのか短いのか。ゴールが見えないだけに焦りも感じながら、まず4人は内部監査の定義から入っていく。

あけみくんの宝箱05-ねじとクリップボード
経営目標の達成、助言と勧告。それを監査でやりとげる方法とは。

あけみくんの宝箱06-炎上
内部監査の基本的な知識を固める部員たち。そこへ突然、戸外から爆発音が聞こえた。なにが起こったのか。

あけみくんの宝箱07-どこにも載っていない道
ぼや騒ぎは一段落した。だが原因解明はこれからだ。監査部のメンバーは職場に戻る。内部監査の実行に向けた、期待と迷いを胸に。

あけみくんの宝箱08-困った二人
業績を上げろと部員を締め上げる技術部長。そして技術部にはもうひとり、困った人がいるという。

あけみくんの宝箱09-内部統制に明るく向き合う
技術部のマネジメントに問題があることは明らかになってきた。監査部の4人は内部監査の組み立てを急ぐ。

草原の霧に浮かぶ1本の樹木

あけみくんの宝箱10-健全さという視点
内部統制の中核にある「健全」は中長期志向のこと、と結論づけようとしたとき、玉川あけみが口を開く。「すこし待ってください。なにかが足りない気がします」